2017年09月14日

油彩絵の具のホワイトとブラックのこと

こやまわくわく洋画教室のadviser、Painterのreikoです。

『絵の具のホワイトとブラックにはいろいろな
種類がありますが、なにが違うのですか?』との
ご質問がありますので簡単にお話しさせていただきます。

◆ホワイトは色の明度を上げるための絵の具ですが
量のコントロールをせず、多くを混ぜると
彩度が落ちて画面全体が粉を吹いたようになりますので
慣れるまで慎重にしたいですね。

1.シルバーホワイト (成分)鉛白ー有毒(皮膚からは吸収しない)

重い感じのホワイトのホワイトで、
固着力がよく堅牢で混色しやすい。
薄く溶くと塗りやすい。

2.ジンクホワイト (成分)亜鉛華

にごりがなく、どの色とも混色し易いが、
亀裂やチョーキングが起こりやすく、
下地に用いると剥落するので、
仕上げにのみ使ったほうが良い。
肖像画家が好むそうです。

3.チタニウムホワイト (成分)酸化チタン

どの色とも混色出来るが
被覆力が最も強く、
混色時 他の色を喰いやすい。
どの様なタイプの絵にも合うとか。

4.パーマネントホワイト他

ジンクホワイトとチタニウムホワイトを
結合させて作られた柔らかいホワイトで
混色にも使いやすい。


◆ブラックはもっとも明度の低い絵の具。

1.アイボリーブラック (成分)ボーンブラック(動)炭素15〜20%+(灰)

混濁のない透明なブラック。

2.ピーチブラック (成分)パイン黒(植)+(リン酸石灰)

暖かい不透明なブラック。
他の色と用いるには強すぎる。

3.ランプブラック (成分)油煙(鉱)+(タール分を含む)

冷たい不透明なブラック。
他の色と用いるには強すぎる。



IMG_20170915_093810.jpg
(〖地球温暖化で危機的なホッキョクグマ〗 F10 油彩
《シルバーホワイト使用》 小学6年生)
『地球温暖化で氷が溶けて流氷に乗ってるホッキョクグマです。
仲間の所に戻れないクマの親子を救いたい思いで描きました。
ぼくはクマを愛してます。』


星2被覆力=透明度 のことですが
絵の具により被覆力に差がありますので
グレーズ(おつゆ描き)に適した絵の具など、
経験を通して学んでいきたいですね星2

http://reiko-artroom.com/

posted by れいこア‐トル‐ム at 01:01| Comment(0) | 日記
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